「保育園で働くのはもう嫌だ」と思っていても、保育士の資格を活かせるならそれに越したことはないですよね。
資格所有者は条件のいい仕事に就けたり、就職に有利になります。
「保育園以外で保育士資格を活かせる仕事&働ける場所」ご紹介します♪
保育士資格で働ける意外な職場12選
幼稚園教諭と保育士の違いを理解していない人が多い!と感じたことがある人は多いのではないでしょうか?
とても似た職業だと思われがちなこの2つの職業ですが、実は資格には大きな違いがあり働ける場所も全然違っています。

保育士資格は幼稚園教諭免許に比べて活躍の幅が広く、転職にとても有利な資格なんですよ!
①病児保育室
病気や、病後の子どもを預かる保育室です。
対象児は施設によっても様々ですが基本的には0才から小学生くらいの子どもが対象です。また病児保育施設を設けず、対象のご家庭で子どもと過ごす訪問型病児保育というものもあります。
病気の子供だけでなく、元気はあっても登園停止期間中の子どもなど様々な子どもたちを預かります。
②病院内保育所
病院勤務の医師・看護師の子どもを預かる保育所です。
病院が独自に設置している小規模施設なので院内あるいは病院の隣に場所をかまえていることが多いです。病院の勤務時間に合わせる保育となるので夜勤などの勤務もあります。
③民間託児所
従業員の子どもの預けられるよう託児所を設けている民間企業が増えています。
その企業に勤める社員や看護師・医師の子どもを預かります。通常の保育園よりも小規模な場合が多く、異年齢児同士で一緒に活動することになります。
専任の保育士を配置するなど、基本的には業務内容は通常の保育園と同じところが多いでしょう。
④商業施設の託児所
美容院やスポーツジム・ショッピングモールなどの託児所です。
お母さんたちが用事を済ませる為のちょっとした時間に預かるところなので預かる時間が短いのが特徴です。預かる子どもは未就学児が多いです。
⑤学童保育
小学生が放課後を過ごす施設です。夏休みや冬休みなどの長期休暇中は朝から預かるところが多いようです。
施設によっては小学校や習い事の送迎、夕飯や入浴などのサービスを行う場合もあります。
保育士資格がなくても働くことができますが、保育士資格保有者は信頼度も高く、歓迎されるでしょう。
⑥ベビーシッター
利用者の自宅に訪問し、保育を行う仕事になります。
保育する人数は1人、あるいは多くても2・3人程度の子どもの身の回りの世話をしたり遊んだりします。
サービス内容によっては幼稚園・保育園の送迎や習い事の送迎なども行うことがあるようです。
利用する人からしても保育士資格を持っている人はより信頼することができるでしょう。乳幼児だけが対象ではなく、小学生の場合もあります。
⑦保育ママ
ベビーシッターが利用者のお宅に訪問するものに対し、保育ママは自分の自宅で利用者の子どもを預かる仕事です。
自治体の認定を受けており、家庭的保育者・家庭福祉員とも呼ばれています。
1人の保育ママあたり、乳児およそ2・3人を保育することが多いでしょう。
少人数保育なので家庭のような温かみのある環境で、1人1人に合った保育をすることができ、保育士の知識や経験を活かすことができるしょう。
⑧児童養護施設
様々な理由で家庭での生活を続けられなくなった子どもが生活し入所する施設です。
幼児から18歳までの子どもたちが利用でき、子どもの生活全般のお世話をします。
様々な理由を抱えている子どもたちなので保育士の知識を活かして子どもの思いに寄り添いながらのケアが重要となります。
⑨乳児院
保護者の病気や死別、離婚など何らかの理由で家庭で生活できなくなってしまった2歳未満の乳児を24時間体制でお世話をする施設です。
乳児の身の回りの世話や子どもが安全に生活できるよう様々な援助が必要となり親代わりの存在です。
またミルクの援助や沐浴など保育園での乳児保育の経験が活かせるところでもあります。
⑩知的障害者施設
知的障害がある18歳未満の子どもが入所する施設です。
挨拶・着替え・食事・排泄など基本的な生活習慣を身に付けることを目指す指導や、人として生きていく上で必要な集団行動やルールの理解など人間形成を図る指導をします。
それぞれの子どもにあった指導方法を工夫することが重要です。
⑪単発託児バイト
コンサートやイベントの時に来場者のお子さんを預かったり、子ども向けイベントの準備を行ったりする託児の単発バイトだったり、1日のみ子どもセンターなどでお子さんを預かるなど空いている時間を有効活用できるバイトなどもあります。
無資格でできる単発バイトもありますが、保育士資格を持っていると優遇してもらえること間違いなしです。
⑫子ども用品のメーカー
保育士として子どもと接していると子どもがどのようなおもちゃが好きなのかなど傾向が分かったり、どのようなグッズが保護者や子どもたちが必要としているのかを予想がつくようになったりもします。
商品企画の部門ならあなたの経験やひらめきを活かすことができるでしょう。
保育士資格を必要とする仕事はこのほかにもたくさんあります。
幼児の習い事教室であったり、美容院の雑務や整骨院の受付などでも必要としていることがあります。
保育士はとても活かしやすい仕事の反面、求人を上手に探さなければその資格が反映されていない給与で働く事になりかねません。

せっかく取得した国家資格です。この資格がきちんと評価されている仕事を選んでくださいね。
保育士の「経験」を活かせる仕事
保育士をしていた人は、その資格だけでなく「経験」を活かして働くことができます。
子供の命を預かるだけでなく、様々な経験をさせたり、保護者対応もこなすマルチタスク経験は様々な仕事に活かすことができます。
①営業
保育士の仕事から営業の仕事?!と思うかもしれませんが、営業の仕事をする上で大事なスキルが保育士は自然と身についているのです。
営業の仕事でまず大切なのは相手がどれだけ自分のことを信頼できるかです。
保育士の仕事というのは様々な人と関わる機会が多いですね。保護者だけでなく、園外保育先での職員の方、研修などで関わる同業者の方、同年代から年上の方まで様々な人と関わります。
その中で相手に合わせた対話スキルが自然と身についているので、相手との信頼関係を築くのも上手です。
そんなスキルを持っている保育士は営業の仕事においても様々な顧客に対応することができるでしょう。
②販売員
売員の仕事は立ちっぱなしのことが多かったり、絶え間なく来店するお客様とやりとりをしたり、重い荷物を運んだりと華やかな仕事の反面、体力勝負の仕事でもあります。
保育士の仕事も日中は子どものお世話をし、子どもたちと一緒に思い切り遊び、降園後も様々な仕事をこなす体力が必要です。そんな保育士の経験がある方なら販売員もそれほど苦になることはないでしょう。
販売員は華やかであることが仕事でもある為、保育士時代には出来なかったネイルなどのおしゃれも我慢することなくできるところも良いですね。
③サポート系の事務
保育士は簡単なパソコンスキル程度しかない人もたくさんいます。
パソコンスキルを存分に活かした事務仕事は少々、大変かもしれませんが、サポート系の事務仕事であれば、会社のマニュアルがあったり、特別難しいパソコンスキルを必要としない場合も多々あります。
未経験者でも歓迎という事務職もあるので、パソコンが得意でなくても、始めにきちんと教えてもらえることが多いです。
また、保育士は沢山の子どもたちが安全に過ごせるよう広い視野で物事を見ることができます。
そんなスキルがある保育士なら周りの人の足りないところに気付いたり、サポートすることができるしょう。
④動物関係の仕事
動物のお世話は、言葉もあまり通じず大変なこともあるかもしれませんが、動物好きのあなたなら、きっとその可愛さに癒されたり、楽しめることでしょう。
保育士時代、子どもたちとの信頼関係ができるまではお互い探り探りだったのが、少しずつ信頼関係も築き、常にお世話をし・・・という根気と寄り添う気持ちを十分に持っている保育士経験者なら、動物関係のお仕事にも向いているでしょう。
⑤ライター
ライターってどんな仕事?私にもできるの?と思う方も多いかもしれませんが、自身の保育士経験を基に保育に関する記事や様々なことを自分で調べて記事にしたりする仕事です。
保育士の仕事は子どものお世話だけでなく、書類などの書きものの仕事も多いですよね。文章にするのが得意な保育士は、自分の思いや調べたことを記事にするライターの仕事も向いています。
もちろん、保育の内容だけでなく様々な内容があるので趣味や自分の興味があることに関しても記事にできたりしますよ。
このように保育士資格や保育士経験があることで働ける場所や、その知識や経験・資格が活かせる仕事がたくさんあります。
また、保育士資格は国家資格なので、他の職場に勤めようと考えた時、真面目にきちんと勉強してきたという真面目さや信頼も相手に伝わることでしょう。
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