1年目の保育士の多くが陥る「動けない」という悩み。これは注意を受ける原因になったり自信を失うきっかけになることもあります。
動けない→怒られる→怒られるのが怖くて動けない→また怒られる
この無限ループに陥る人も少なくありません。威圧的な保育士や人間関係の悪い職場では自分の努力だけでは解決しない場合もありますが、自分の行動を変えれば周りからの目が温かくなり結果として動きやすくなることもあります。

みんながどんな時に凹むのかや、先輩保育士は1年目の保育士ににどんな行動をとって欲しいと思っているのかをご紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね♪
保育士1年目、動けなくて凹む瞬間
保育士1年目は何かと落ち込んだり悩むことが多いものですが、具体的にどんな時に「私って動けなてないな」と落ち込むのか保育士の皆さんに聞いてみました。

自分の1年目を思い出しても共感できる内容が多かったです!
「ミスを取り返そうと焦って全部空回り」
ミスをすると周りの先生の目がきつくなったり見られている気がして、ミスを取り返そうと必死になればなるほど空回りする。
「ちゃんとしようと思ってもちゃんとできない」
出したものを片付け忘れたり、言われたことを忘れてしまっていたり。ちゃんとしようと思っているのに色んなことに気を取られて、他の先生に言われて思い出して凹む。

1年目は初めてのことだらけで簡単なことでも忘れたりミスすることが多いものです。慣れればミスは減ってくるので大丈夫!!
「体がついていかない」
とにかく体調が悪い。寝ても疲れが取れないし、午後には「あと何時間で終わり」とそればかり考えている。頭がスッキリしないし、身体も重くてテキパキ動けない。

これはちょっと心配ですね…。睡眠不足などはっきりした理由がある場合は別ですが、理由もなく体調が悪い場合は精神的な疲れが関係しているかもしれません。
気が利かない
通りかかった先生が落ちていた服をさっと拾って片付けたり、窓の開け閉めをしたり、子供のシャツが出ているのを直したり、ちょっとしたことでもその場にいた自分は気づかないことが多くて凹む。気づかなかった時も凹むし、そもそも「そうすればいいのか」とそんな発想さえなかった時もどうして自分はこんなに気が利かないのかと凹む。

これも個人の資質も問題というより、1年目だからまだ周りを見る余裕がないというだけの場合が多いので必要以上に凹む必要はないですよ!
見られていると緊張する
とにかく見られていると監視されているというか評価されている気がして緊張してしまう。後で何か言われるんじゃないかと思うと、目の前にいる子どもより周りの先生の視線にばかり意識がいってしまい結果ちゃんと動けずまた怒られるという無限ループ…
簡単なことが覚えられない
一度言われたらちゃんと覚えないといけないのは分かっているからメモを取ったり気をつけているのに抜けてしまって注意をされる。「前も言ったよね」と言われるとすごく凹む。

簡単なことも覚えられないくらい他にやらないといけないことや覚えないといけないことがあるっていうことです!一通りの仕事を覚えてこなせるようになればこの悩みはきっとなくなるから大丈夫です!
「行事で失敗」
普段からまともに動けていないのに行事ともなるとさらに…。他の先生も忙しそうだしピリピリしてるし行事が恐怖。
連携がうまく取れない
とにかく他の先生に話しかけるのが苦手で連携がうまく取れない。だからどう動けばいいか分からなかったり、みんなが忙しそうな時にも1人ポツンとしていることが多い。
「言われたことが出来ない」
「トイレに連れて行って」と言われて連れて行っても、私だと子どもたちが水遊びを始めたりして簡単には教室に戻ってくれない。主担が呆れて様子を見にきて「お部屋入るよ〜」というとそれだけで教室に戻る。泣きたくなる。

私の1年目もめちゃくちゃこのパターンありました…本当に何も上手くいかなくて泣きたかったです…
「指示待ちしてしまう 動くと失敗する」
やることやる事全部裏目に出てもう何をしていいのか分からず、結果動けない。「聞いて」と言われれるけど聞いていい雰囲気なんてないし、「それくらい自分で考えて」って言われたらもうどうすればいいのか…
「柔軟に対応できない」
毎日「例外」ばかり起こるから「教えてもらった通りのことをして正解」になることが少ない。この時はこう。でもこの時はこう。って。確かに注意されてから落ち着いて考えたらそうだよなって思うことが多いけど、その時はとにかく言われたことをするのに必死でそこまで気がまわらない。

柔軟な対応を求められるのが保育士ですが、1年目はそこまでできなくて良いと思います!まずは基本の対応が出来るようになることが大切♪
「コミュニケーション力が低い」
子どもに対しても保護者に対しても他の先生に対してもとにかくうまくコミュニケーションが取れない。コミ力が高い同期はどんどんみんなと仲良くなって色んな情報持ってたりテキパキ動けてて自分が情けなくなる。
「余裕がない」
やらないといけないのは分かっていてもとにかく余裕がなくて手が回らない。着替えさせるだけでも一筋縄じゃいかないし、ペアの先生は言葉がけだけで子どもを動かせるけど私はそうはいかず全てに時間がかかる上、やり遂げられないことの方が多い。
「ミスが怖い」
怒られすぎてミスするのが怖くて固まってしまう。結果怒られる…

これは周りに問題がありますよね…環境が良くありません。
先輩保育士から好かれる5つの行動
1年目は思ったように動けなかったり失敗して周りに迷惑をかけるのも仕方がないことです。そのマイナスを補う行動が出来ればプラスマイナスゼロ!

先輩保育士から好感を持たれる行動をご紹介しますので意識してみてくださいね♪
1.メモを取る
基本中の基本です。「覚える」ことと同じくらい「覚える気があるかどうか」が大切です。書かなくても覚えられる内容であったとしてもメモを取ることで、相手に一生懸命覚えようとしていることが伝わります。
2.分からないことは分からないと言う
すごく勇気がいることですが、分からないことはその場で分からないと言うことが大切です。
- 聞ける雰囲気がない
- 前にも聞いたことがある
こんな時こそ、勇気を出してその場で確認することが大切です。分からないことを分からないまま自分の判断で進めてしまうとミスにつながり結果的にまた注意を受けることになります。

モジモジせずその場でハッキリ聞いてしまいしょう!
3.報連相(ホウレンソウ)をしっかりする
これも基本中の基本です。保育士はみんな忙しいので後輩のことまで全て把握することはできません。そんな中相談もなく勝手な行動を取られたり、こちらから聞かないと必要なことを言ってくれないとなると困ってしまいます。

先輩保育士がキツくあたるのは「自分の仕事を増やす存在だから」というのがあります。なるべく先輩保育士の仕事や負担が増えないようにホウレンソウは自らするようにしましょう!
4.怯えない
これは自分が先輩という立場になって分かったことですが、1年目の保育士は必要以上にビクビクしている人が多いんですよね。必要な注意や指導をしているだけなのに、まるで怒られているかのようにションボリされたり名前を呼んだだけで怯えた態度を取られるとこちらも悲しくなってしまいます。

怯えた態度をとると必要以上の上下関係が生まれてしまいますよ!
5.前向き
注意をされても失敗しても「次は頑張るぞ」と、前向きな新人は応援したくなります。逆に過去の失敗ばかり気にして落ち込んでいたり、どんどん自信をなくしていかれるとこちらもどうして良いか分からなくなってしまいます。反省はするけれど凹みすぎない。これはとても大切なことです。
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