退職金は働いた年数によって退職時にもらえるものですが、3年や4年という短期間で退職した場合どの程度の退職金をもらえるのでしょうか。

定年まで働く人が滅多にいたい幼稚園教諭は「何年働けば貰えるのか」知っておきたいですよね!
退職金とは?
退職金とは会社や施設が独自の規定に従い、従業員の退職時に支払うお金の事です。金額や支払い対象は会社や施設が独自で決定しているため一律のものではありません。
幼稚園教諭の退職金
幼稚園における退職金も一般企業と同じで幼稚園により規定が違うので、貰える金額や計算方法は各園の規定に従って決定されます。
各園の規定については、就職した時に労働規定や就業規則が書かれたものをもらっているはずです。そこに「退職金」の項目があり、退職金の支給を受けるにあたり必要な勤務期間や、金額の算出方法が書かれているはずです。そこを見れば正確な金額が計算できます。

とは言っても、働き始めた時に退職金のことをきちんと確認している人はあまりいませんよね…
働いている幼稚園の規定が分からない場合
書類の紛失などにより規定が分からない時は幼稚園の経理や人事担当の人に聞けば教えてもらえます。幼稚園側には聞きづらい場合は同僚に聞いてみるのも一つの手です。

聞ける人がいない場合は、これからご紹介する一般的な規定を参考にしてくださいね♪
①勤務年数
勤務年数によって支給額が変わることが一般的ですが、最低勤務年数が設定されていることがほとんどです。最低勤務年数は「3年以上」の場合が多いようです。
②計算方法
一般的な金額の計算方法は、「退職時の基本給×勤務年数×給付率」です。

手当などを除いた「基本給」で計算します。「給付率」については次の項目でご説明します。
③給付率
一般的な給付率は「自己都合の場合58%」「会社都合の場合67%」程度です。
勤務4年で、基本給が18万円。自己都合退職の場合
18(基本給)×4(勤務年数)×0.58=41.76万円
41.76万円が支給されます。
幼稚園教諭の退職金落とし穴
幼稚園教諭の入社は大抵4月です。そして、退職は年度末の3月です。
例えば、1年目、2年目、3年目と3年働いたとします。
本人的には「3年働いたから退職金がもらえる!」と思っていても、4月入社で3月退職だと3年働いたことにはなりません。そのため、退職金の支給が受けられなくなります。また勤務年数を計算する時も同じです。

「年度」単位ではなく、「1年」が勤務年数になりますので注意が必要です。
幼稚園の退職金も一般企業と同じように独自の規定があり、それに従い支給されます。
そのため、自分の正確な退職金を知りたければ勤めている幼稚園の規定を調べるところから始めましょう。
退職時期が数か月違うだけで、数十万円の差が出る事もあります。その辺りも含めて、計画的に退職時期を決められるといいですね。
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